正座で足が痺れて、襖に突っ込むとは?
椅子に座ることが多くなった現代ですが、
時にはお座敷などで正座をする、
そんな場面も出てきますよね。
法事であったり、
商談であったり、
目上の方の招待であったり。
座敷で正座をする場面となると、
かなり緊張する場面でもありますし。
緊張してじっと動かず頑張っていると、
いつの間にか足が痺れてしまいます。
そしていざという時に、
立ち上がれなくなってしまう事も。
足のしびれって、
本当に厄介だと思いませんか。
慣れていないと、
たった数分正座するだけで、
みるみる痺れに襲われます。
立ち上がった途端によろけてしまい、
襖に頭から突っ込んでしまった。
そして大きな穴を開けてしまって、
商談も流れてしまったなどと言う、
ちょっと笑えない話も聞いたことが・・。
今回は正座の時に、
足をしびれにくくする裏技の、
いくつかをご紹介させていただきます。
1 緩めのズボンを履く
しびれの原因は血管の圧迫です。
ジーンズのような、
硬くてぴっちりしたズボンは、
しびれを助長してしまいます。
緩めの服装にすると、
痺れを緩和できます。
血行を良くすることを考えましょう。
2 重心を前にかける
体の重心を前にかけて、
足の甲やかかとには、
体重をかけないようにします。
これを知っているだけでも、
かなり痺れにくくなりますよ。
3 かかとを開いて座る
膝をこぶし2つ分ほど開いて、
踵を少し開いて座ります。
ただしあまり踵を開きすぎると、
かえってしびれやすくなりますので、
そこはご注意願います。
4 足の親指を重ねる
ちょっと親指を重ねて座るのが、
痺れにくくするテクニックです。
親指をあまり重ね過ぎても逆効果なので、
何度か試してベストポジションを探します。
5 ツボを刺激する
以上の4つの方法でも痺れてしまった時は、
血行を良くするツボを刺激してみましょう。
腰にあるツボ(腎兪)を刺激すると、
足のしびれが緩和されます。
腎兪とは背中に二つあります。
ウエストの高さで、
背骨から左右にそれぞれ、
指二本の位置にあります。
下図を参考にしてください。
また血行を良くするツボは、
他にも沢山あります。
正座の時の足の痺れ解消法 まとめ
1 緩めのズボンをはく
2 重心を前にかける
3 踵を開いて座る
4 足の親指を重ねる
5 ツボを刺激する
くれぐれも粗相のない様に、
時には正座の訓練が必要かも。
以上の5つを心得ているだけでも、
かなりのしびれ解消効果があります。
痺れ解消法をうまく活用して、
襖に穴を開けないようにして下さいね。