「関東一つ残し」「遠慮のかたまり」とは?一つ残しの罪とは何?

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日本人の性格? 「関東一つ残し」、「遠慮のかたまり」

たくさんの親戚や知り合いが集まったら、

必ず飲み会や食事会を行いますよね。

そんなとき、大皿のお料理が出た後、

最後の一つまみだけ残されることがあります。

例えば鳥の唐揚げが一個とか、

お刺身が一切れだけ残されてとか、

そんな光景を見たことがありますよね。

これはみんな遠慮して,

一つだけ誰も箸をつけなかったものです。

こうした一つだけ残ったお料理のことを、

「関東一つ残し」とか「遠慮のかたまり」

と呼ぶことがあります。

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「関東一つ残し」とは、名前の由来

宴会での大皿料理が、一つだけ残ってしまい、

誰も手をつけなくなる関東人の気質を、

「関東一つ残し」と呼びます。

何人かで食事に行くと、

必ず大皿の料理で少しだけ料理が残ってしまい、

なかなか誰も食べないことって良くあると思います。

関東以外では、「遠慮のかたまり」とも言うようです。

こうした現象は、見栄っ張りでやせ我慢の性格や、

最後の一つを食べるのは卑しいという考え方が、

根強く残っていることを表わしています。

関東だけではなく、全国でも同じような意味で違う表現で使われます

もちろん、関東地方に特有の現象ではなく、

関西や東北を始め全国で同じ現象があり、

その地方により呼び方が違います。

例えば、関西方面では、「遠慮のかたまり」と呼ばれています。

青森県弘前市であれば、「津軽衆(つがるしゅう)」だそうです。

熊本では、「肥後のいっちょ残し」

新潟県上越地方なら、

「下賤(げせん)なく」などが使われています。

日本人の気質だとは思いますが、

全国的に同じような現象が起きていることがわかっています。

飲食店とお客様の攻防戦もあり?

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飲食店をお客様が利用するにあたって、

ちょっとおしゃべりを続けたいけれども、

「もう食べ物はお腹には入らない」

ってこともありますよね。

また、全部食べてしまうと、

店員さんにお皿を下げられてしまいます。

お皿を下げられた後もこのまま長居をするには、

「追加オーダーをしなければならないのかな」

という、

そんな雰囲気にもなりますよね。

「一つ」残しておくことによって、

お店側のプレッシャーを和らげる、

そんな効果もありそうです。

お客様には追加オーダーをしていただくなり、

早く精算をしてお帰りいただいた方が、

お店側としては、

売上にも、片付けにも影響があります。

ちょっとした、お客様とお店側の攻防戦としてみると、

それはそれでちょっと面白いですね。

・まとめ

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日本人の気質と思われる、

関東一つ残しや遠慮のかたまりの由来は、

ここでご説明したもの以外にも諸説があるようです。

お店に長居するときのテクニックにもなりますね。

でも迷惑なお客さんにはならないようにね。
「一つだけ少しだけ残す」ことについて、

その呼び方や由来など、

よく調べてみると、

もっと面白いことがわかるのかもしれませんね。

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