ネジが固くて回らない 女性でもスピード解決4つの方法
「ネジが固くて回らなくて困った」
そんな経験はありませんか?
日曜大工で組み立てた家具のネジが、
錆びついて回らなくなってしまった。
引っ越しする時になって慌てているのに、
打ち込んだネジが回らなくて外せない。
無理やり力を入れて回したら、
ネジ山がなめてしまって、
どうにも抜けなくなってしまった。
なめる「滑る」とは、
ネジやボルトの頭を潰してしまう事です。
ネジを緩めたり締めたりする事を、
ドライバーが滑ってできなくなるので、
「なめる」と言います。
ネジがなめてしまって、
ますます面倒な事になって、
結局のところ、
現状回復できなくなってしまった。
ドライバーでネジを回そうとするのですが、
中まで錆びてしまっているらしくて、
どうにもならない。
手も痛いし結局そのまま放置、
あー誰か助けて、
なんてことになってはいませんか?
今回はネジが固くて回らない時の、
その簡単な外し方をご紹介します。
目次一覧
特殊な道具や材料は必要なし
大工さんたちが使ってる、
特殊な道具が必要なわけではありません。
女性でも簡単にできます。
コツは力任せに回すのではなく、
ネジの頭を壊さない、
なめさせない事です。
以下のいずれかの方法で、
基本的には解決できますよ。
その前にネジの正しい回し方を知るべし!
ドライバーをネジの頭に、
きちんと垂直に押し付ける事。
(これをしないとなめる原因になります)
そうそう、その前に、
とても基本的な事ですが、
これがまず第1です。
それはネジの大きさに合わせた、
ドライバーを使う事です。
ネジの頭が大きいのに、
小さいドライバーだと、
うまく回すのには力が必要ですし、
ネジがナメる原因にもなります。
まさか頭がプラスのネジを、
マイナスドライバーで回したり、
そんなことをすると、
ネジの頭がナメてしまって、
結局のところ抜けなくなります。
ネジの大きさとドライバーの大きさを、
まずは考えてください。
それとプラスのネジを、
マイナスドライバーで回そう、
そのような考えもやめましょう。
ネジを回す時の力配分のコツとは!
まずは正しいドライバーを選択して、
きちんと直角にネジにあてます。
力配分は、
垂直方向に7、
回す方向に3、
を心がけます。
垂直に押し当てないで、
回す方向ばかりに力を入れるので、
ネジが回らなくなります。
さらにはなめてしまう原因になります。
垂直方法にグッと力を入れたまま、
それから回す力を入れます。
力加減は垂直が7、
回す方が3、
これを心がけましょう。
女性の場合は、
ラバーグローブをした方が無難です。
ラバーグローブとは、
軍手に滑り止めの樹脂がついたものや、
手袋自体が滑り止めの材質のものです。
100円均一でも売っていますので、
普段から1双は用意しておきましょう。
「正しい回し方をしましたが、
ネジが回らないんです!」
そのような場合は、
以下の方法を試してみましょう。
1、輪ゴム
少し太めの幅広の輪ゴムがある場合。
ネジの頭とドライバーの間に、
ゴムを挟みます。
きちんと垂直にドライバーを押し付けて、
ゆっくり回してみます。
これで大概のネジは回ります。
2、アイロン
次に紹介する方法は、
アイロンを使う方法です。
「えっ! アイロン?」
そうアイロンなんです。
さびついて動かないネジの頭に、
アイロンを当ててやる方法です。
ネジの頭を十分に温めてあげます。
その後ドライバーで回してみましょう。
「うそ?」と思うほど、
意外なほど簡単にネジが回ります。
これはアイロンの熱によって、
ネジの周りについていた油分が溶けるためです。
金属のネジにはこの方法が使えます。
でも、プラスチック製のネジには、
アイロン攻撃は使えません。
3、潤滑剤やミシン油
ネジで留められている材質が、
溶けてしまうものであったり、
アイロン攻撃でもダメな場合。
市販の潤滑剤やミシン油などを、
ネジに挿して半日ほど置いておきます。
十分に染み渡った後、
ネジの頭はウエスなどで綺麗に拭いて、
それからドライバーを回します。
4、摩擦増強材
1〜3の方法でも回らない時は、
ホームせンターなどで、
「ネジ外し」の摩擦増強液を買いましょう。
10グラムのチューブ入りで、
300円程度の価格です。
摩擦増強液をネジの頭につけます。
それからドライバーを正しく押し当てて、
ゆっくり回すとネジは簡単に回ります。
ここまでが特別な道具がなくても、
固くて回らないネジの対処方法です。
ネジの頭がなめてしまう前に、
ちょっと工夫して対処しましょう。
もちろん専用道具があれば、
もっと簡単ですけど、
それなりのお値段はしますので。
力任せに回した驚きの結果は!
回らない大きめのネジを、
力任せで取ろうとした男がおりました。
ラバーグローブもしていなかったのです。
ちょっと力には自信があった様です。
力を込めてグィっと回した途端、
「∴●★Π△H△△〜〜〜」の様な、
意味不明の叫び声がしました。
そうなんです。
ドライバーの柄と手の間で、
摩擦が起きて皮がむけてしまったのです。
親指の付け根あたりが、
ペロンとむけてしまったのです。
たかがネジの1本くらい、
なんて甘く見ていると、
痛い目にあいます。
「ネジはナメてはいけない」と、
お後がよろしい様で・・・!
ネジが回らない時のスピード対処法 まとめ
まずは正しいネジの回し方を身につけましょう。
ネジに合ったドライバーを使う。
垂直方向に7、回す方向に3、の力配分。
1、幅広の輪ゴム
2、アイロン攻撃
3、潤滑剤
4、摩擦増強液