あなたを襲うエコノミークラス症候群!
長時間にわたって、
下半身を動かさずに座っていると、
脚部の奥にある静脈に、
血の塊ができることが稀にあります。
そのままにしておくと、
血の塊が肺に達して、
その血管を閉塞してしまいます。
それがエコノミークラス症候群です。
飛行機での長時間の移動などで、
誰にでも起こる可能性はあります。
飛行機だけではなく、
車中泊をした時なども、
リスクは高くなります。
ただしちょっとした心がけで、
エコノミー症候群のリスクは下がります。
今回はエコノミークラス症候群にならないための、
その予防方法を紹介します。
目次一覧
エコノミークラス症候群の予防方法
足の運動をすることが一番
足を自由に動かせないことで、
エコノミークラス症候群は起こってしまいます。
足の運動を適宜することは、
エコノミークラス症候群の予防に、
とても効果的です。
ふくらはぎは第二の心臓と言われていますよね。
飛行機に乗った時などは、
わずか1・2時間のフライトでも、
足の運動やマッサージを、
適宜やっておくことをお勧めします。
飛行機の座席でできる予防方法とは
座席に座ったまま、
周りの方に迷惑かけずに、
運動する方法をご紹介します。
一つは、足の運動をすることです
足を上下につま先立ちのように運動します。
つま先を引き上げたり、
ふくらはぎを軽く揉むだけでも、
予防の効果があります。
二つ目は、こまめに水分補給をすることです。
エコノミー症候群は、
血液がドロドロの状態だとなりやすいようです。
飛行機の中は湿度が低く、
体内の水分が蒸発しやすくなります。
水分を十分に補給することで、
血液の流れはよくすることができます。
喉が乾く前に水分の補給をしましょう。
ただし、
カフェインが含まれているものや、
アルコールは利尿作用があります。
却って脱水状態に近づいてしまいますので、
コーヒーやビールなどの摂取時には、
十分な注意が必要です。
三つ目は、血流をよくすることです。
血流を良くすることで、
エコノミー症候群は防げます。
飛行機に乗るときには、
むくみを解消するような、
着圧靴下などを履くのがおすすめです。
着用すると締め付け感が血流を良くし、
足の持つポンプ機能強める効果があります。
また、美容用のセルローラーなどでも、
血流を良くする効果がありますので、
エコノミー症候群を予防できます。
四つめは、ゆったりした服装にすること。
体を締め付けるような服装は、
血流を悪くする原因になります。
できる限りゆったりした服装がいいでしょう。
ベルトを緩めたり、
ジーパンの着用をやめたり、
靴からスリッパに履き替えるなど、
できるだけゆったりした、
服装を心がけるようにしましょう。
デスクワークでもエコノミー症候群?
エコノミー症候群は、
飛行機に乗っている時だけではなく、
デスクワークでも発症します。
また自動車での車中泊でも、
注意することが必要です。
大規模災害を逃れた方々が、
長期に車中泊を強いられて、
エコノミー症候群になってしまい、
多くの方々亡くなっていますよね。
短時間の場合でも油断せずに、
少しでも足を動かすなどしましょう。
エコノミー症候群の予防 まとめ
エコノミー症候群は、
健常者でも誰でも、
突然発症してしまう可能性があります。
長時間窮屈な姿勢をとらざるを得ない時は、
油断せずにしっかりとした対策が必要です。
血流が悪かったり、
生活習慣病だったりすると、
エコノミー症候群になりやすいようです。
普段から健康な生活を心がけ、
血流を良くする工夫をしましょう。
ご紹介した予防方法はどれも簡単ですので、
長時間のフライトの時などは、
常に気をつけて実行してください。
足の運動
水分補給
着圧靴下
ゆったりした服装