いろいろな理由で
目がかゆくなることはよくあることです。
目の組織がウイルスや細菌がついた時に、
異物を体外に出す免疫反応によって
炎症を起こしてかゆみを起こしていることがあります。
かゆみの原因によって対処が全く違ったりする
ので、少し厄介でもあります。
小さなホコリやまつげが付いていてもかゆくなるし、
アレルギーなどでもかゆくなります。
でも、コンタクトをつけていると、
小さなゴミでもかゆくなり、
そこから目を傷つけてしまうことがあります。
赤みが有るのか?ないのか?
ほかに違和感がないのか?
などを自分で様子を見て、ちゃんと対応しないと、
失明にいたるケースもあります。
目がかゆくなる病気を、症状別に見てみましょう。
コンタクトで目がかゆい?考えられる4個の病気とは!?
○ドライアイ
ドライアイは、生活のいろいろな環境が原因で
起きると言われています。
コンタクトを使用している人の9割が
ドライアイっぽさを感じている、
というデータもあります。
コンタクトレンズが涙で目に付いていることで
レンズに涙が吸収されたり、
乾燥しやすくなっています。
コンタクトをつけた状態で
パソコンやスマホ・テレビなどを見る時間が多いと要注意!
さらにまばたきが減ってしまって、
目がどんどん乾燥してしまいます。
ドライアアイの場合、
かゆみ以外に乾いた感じがしてジョボショボしたり、
ゴロつくような症状も出てきます。
◯アレルギー性結膜炎
まぶたの裏側や白目を覆う結膜に、
花粉やハウスダストなどのアレルゲン物質が
目に付くことで目が反応。
そして炎症を起こして、
白目部分に充血を伴うかゆみを引き起こし、
同時に目やにが出たりする場合があります。
◯巨大乳頭結膜炎
酸素透過率が高いコンタクトの場合には、
酸素が通りやすくするために、
レンズと目の間に隙間があります。
その隙間に、花粉・ホコリ、
涙の中に含まれているタンパク質などが入り混んで、
結膜にアレルギー反応を起こすことがあります。
そのアレルギー反応の状態が続いてしまう事で、
乳頭と呼ばれるデコボコなコブが
結膜にできてしまいます。
そこに猛烈なかゆみが生じます。
◯アトピー性角結膜炎
アトピー性皮膚炎の方が発症しやすい炎症です。
白内障・網膜剥離などといった、
様々な目の病気も併発してしまう、
と考えられています。
失明の可能性もあるので、
注意して治療をしてください。
充血やかゆみの症状がでます。
どの症状も、かゆみが出た時点で
すぐに眼科に行ってください。
傷が付いてかゆみのある状態で目をかいてしまうと、
さらに目を傷つけることになります。
すると、ウイルスやカビも侵入しやすくなり、
症状が悪化して他の病気に移行し
危険なことになる可能性も出てきてしまいます。
事前に防ごう!コンタクトを使う時に気をつけるべき4個のこと!
◯コンタクトを正しく使う
コンタクトをしっかりと管理して、
汚れないようにすること。
一日おきに取り替えるタイプの物を選ぶことでも、
目に傷をつけることを防げます。
とにかくレンズを清潔に保つことは基本になります。
◯かゆい時は・・・
目は、痒くなったとしても、
なかなかかけません。
症状がまだ少ない時に、
ちゃんと点眼薬を使うと、悪化させなくてすみます。
アレルギーによる場合は、
早め早めに対処することで、
症状を緩和することができます。
◯原因を取り除く
花粉・ハウスダストなどでアレルギーを起こす場合には、
その原因物質に触れないように対策しましょう。
掃除や空気清浄機などを使ったり、
帰宅後はコンタクトを外して目を安全に洗う
ことなどで対処できるようです。
◯涙の量を増やす
目は涙で異物の侵入を防いだり、保護をしています。
まばたきの回数を増やしたり、
家ではにコンタクトを外したり、
一点を見続けないこと。
目が休まる時間をしっかりと作って、
目にストレスを与えないように注意することも
必要です。
温めたり冷やしたり、
目の疲れを取って目の運動をするなどして、
目自体の健康に気をつけることが予防になります。
まとめ
コンタクトをしていると
かゆみが起きやすくなる事は避けられません。
一過性のものや、アレルギーなど
ハッキリと理由がわからないのにかゆみが続く場合には、
すぐに受診してください。
目はデリケートなので、
酷使しないで早めに対処をするようにしてくださいね^^